大坂なおみがクレーコートで2019年フレンチ・オープン以来のトップ50撃破「第2セットではずっといいプレーができた」 [イタリア国際]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が世界ランク45位クララ・ビュレル(フランス)を7-6(2) 6-1で退け、同大会で8強入りした2019年以来となるマッチ4勝目を挙げた。

 5-3の40-30からフォアハンドのミスを連発してブレークバックを許した大坂はもつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取し、第2セット0-1から最後の6ゲームを連取して1時間24分で試合を締めくくった。

「フォアハンドはもっとも大きな武器のひとつなのだから、あまり落胆する必要はないと自分に言い聞かせていたの。強気に打ってミスしたのなら仕方ないし」と大坂はブレークバックされた場面を振り返った。

「恐らく(ミスしたのは)緊張してしまったからだと思う。とにかくショットを打ち続けなければならないし、そのうち入り始めるはずだと自分に言い聞かせていたわ」

 クレーコートで大坂がトップ50の選手に勝ったのは、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に対する2019年フレンチ・オープン2回戦以来となる。

「あそこで踏ん張って最終的にきっちり試合を終わらせることができた自分を誇りに思う。第2セットでは明らかにずっといいプレーができた。明日の試合では今日の失敗から学び、それをうまく応用できるよう願っている」

 大坂は次のラウンドで、第19シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元イタリア勢はルチア・ブロンゼッティ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヌリア・ブランカッチョ(イタリア)が初戦敗退に終わり、エリザベッタ・コッチャレット(イタリア)の試合は予選勝者のレナタ・サラスア(メキシコ)に第1セット2-5とリードされた時点で雨により順延となった。

 カテリーナ・シニアコバ(チェコ)がブランカッチョを6-4 6-2で下し、ソフィア・ケニン(アメリカ)はブロンゼッティを6-3 6-2で退けた。

 そのほかの試合ではレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、タチアナ・マリア(ドイツ)、予選勝者のベルナルダ・ペラ(アメリカ)、エリナ・アバネシアン(ロシア)、マヤル・シェリフ(エジプト)、予選勝者のブレンダ・フルビルトバ(チェコ)とアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が初戦を突破したが、雨により4試合が中断したほか6試合は延期となった。

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写真◎Getty Images

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