サバレンカは2大会連続決勝敗退もロラン・ギャロスに意欲「確かに優勝候補ではないかもしれないけど…」 [イタリア国際]

写真は2大会連続で準優勝に終わったアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-2 6-3で下し、マッチ12連勝を飾って2大会連続で栄冠に輝いた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット第2ゲームと第4ゲームで7度のブレークポイントをセーブしてキープし、2-3から最後の4ゲームを連取して1時間29分で歓喜の瞬間を迎えた。

 2週間前のマドリッド決勝では3つのチャンピオンシップポイントを握りながらシフィオンテクに苦杯を喫していたサバレンカは、「私たちがロラン・ギャロスで決勝に進出できるよう願っているし、そこであなたを捕まえてみせるわ」と表彰式で笑いながら話した。

 タイトル防衛に成功したオーストラリアン・オープン以降の4大会で4勝4敗と苦しんでいたサバレンカは優勝こそなかったが、クレーコートの前哨戦3大会を11勝3敗で終えた。

「私はロラン・ギャロスが大好きなの。去年はあそこでいい成績をおさめた。あそこに行くのが楽しみだわ」とサバレンカはフレンチ・オープンに目を向けた。

「ここ2回の決勝で(シフィオンテクに)負けたけど、私は終わったことに気を取られはしない。同じ選手に何度負けても、自分さえしっかりして自分自身に集中して戦えば勝利を掴むことができると信じている」

 過去7年連続(2017年の予選敗退を含む)でフレンチ・オープンに出場しているサバレンカは昨年の大会で最後はカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に惜敗したものの、自己最高のベスト4をマークした。

「私はあそこでアンダードッグという訳じゃない。第2シードなのだから、そう呼ぶのは無理がある。確かに優勝候補ではないかもしれないけど、同時にタイトルを狙って大会に臨むことができると感じている。(チャンスは)50-50(フィフティ・フィフティ)よ。自分としてはアンダードッグのほうがいいけどね」とサバレンカは次戦を見据えた。

「相手がイガであろうとなかろうと、(ロラン・ギャロスで)決勝に進出して勝つことを本当に願っている。素晴らしい大会だし、グランドスラムなんだから。とにかくそこに行ってすべてのポイントで戦い、結果がどうなるか見てみましょう」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles