「アメージング」20歳のエムペシ ペリカールが出身地のリヨンでツアー初優勝に王手 [リヨン・オープン]

写真は試合後のオンコートインタビューを受けるジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月19~25日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)が第2シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-4 7-5で倒してツアー初優勝に王手をかけた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したエムペシ ペリカールは第2セットで一度もピンチに陥ることなく安定したサービスゲームを展開し、4-5から最後の3ゲームを連取して1時間17分でトップ20の選手に対するキャリア初勝利を決めた。リヨン出身のエムペシ ペリカールは地元ファンの声援に後押しされ、持ち前の身体能力を生かしたダイナミックなプレーを披露した。

 今シーズンにチャレンジャー大会で3勝を挙げている20歳のエムペシ ペリカールは世界ランク自己最高の117位で今大会を迎えているが、ツアーレベルでプレーするのは4大会目に過ぎない。ブブリクとは昨年10月にアントワープの準々決勝で一度対決しており、そのときは4-6 6-4 2-6で敗れていた。

「ここリヨンで決勝に進出できるなんてアメージングだ。でもまだ大会は終わっていない。あと1試合残っているから、勝てるようにベストを尽くすよ」とエムペシ ペリカールは試合後のオンコートインタビューで語った。

「初戦が始まる前はあまり自信がなかったけど、何とか勝ち上がっていくことができた。どの試合も僕にとって新しい経験だった。最初からとてもうまくできていたし、準決勝でこのレベルのプレーができて凄くうれしいよ」

 世界ランク117位のエムペシ ペリカールはキャリア初のツアー決勝で、ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第6シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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