マドリッド覇者ルブレフがダニエル太郎を4セットで退け2回戦へ「彼はタフなプレーヤー」 [フレンチ・オープン]

写真は初戦を突破したアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が日本のダニエル太郎(エイブル)を6-2 6-7(3) 6-3 7-5で振りきり大会をスタートした。

 2-2から4ゲームを連取して第1セットを先取したルブレフはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークの末に落としたが、試合を通して一度もブレークは許さず続く2セットを連取して3時間11分で勝利を決めた。

 ダニエルはツアーレベルでルブレフに3連敗を喫したが、ルブレフが10代でトップ100圏外だった頃にクレーコートのチャレンジャー大会と全仏予選で2勝を挙げたことがある。

「厳しい試合だった。彼(ダニエル)はタフなプレーヤーだ」とルブレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼はクレーコートでのプレーを知っているし、僕たちはこれまでに何度の対戦してお互いのことをよく知っている。風もあってコンディションも簡単ではなかったけど、最終的にはいい試合ができたと思う」

 2月のドバイ準決勝で線審に暴言を吐いて失格処分を受けたあと3月のインディアンウェルズ3回戦からマッチ4連敗と苦しい時期を過ごしていたルブレフはマドリッドで2度目のマスターズ制覇を果たして復調の兆しを見せたが、続くローマでは3回戦敗退とやや安定感を欠いている。

 ルブレフは次のラウンドで、チアゴ アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)を5-7 6-4 3-6 6-4 6-3で破って勝ち上がったペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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