右腕のケガから復帰したアルカラスが好スタート「大きな期待はしていないけど…」 [フレンチ・オープン]

写真は快勝で初戦を突破したカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のJ.J.ウルフ(アメリカ)を6-1 6-2 6-1で下して好スタートを切った。

 右腕のケガにより3週間以上公式戦でプレーしていなかったオープニングゲームでサービスダウンを喫したが、続く8ゲームを連取して主導権を握ると最終的に4ゲームしか落とさず1時間51分で快勝した。

「ここパリに戻ってきて、ふたたび競技に復帰できて本当にうれしい」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕にとって本当に厳しい1ヵ月だった。僕はテニスが好きで競い合うことが大好きだから、それから離れるのは辛いことだった。ここパリで100%の状態で最高のテニスをするためにできる限り努力したけど、今日はそれができたと思う」

 3月にインディアンウェルズで今季初タイトルを獲得したアルカラスはヨーロッパのクレーコートシーズンに入ると右腕のケガに悩まされ、前哨戦はマドリッドにしか出場せず3勝1敗の戦績で今大会を迎えている。

「(大会前に)もっと試合をこなしたかったけど、100%になるのにそれほど多くの試合が必要だとは思わない。パリに来るまでの2週間で本当にいい準備ができた。今週はトップ選手たちと練習したけど、よく動いてボールを打つことができていると感じた。前腕の状態は日に日によくなっているよ」とアルカラスはケガの状態について説明した。

「正直に言ってこの大会に大きな期待はしていないけど、1週間練習して1回戦を終えたところで自信は高まっている。今日の試合で期待値が上がったかもしれなけど、まあどうなるか見てみよう。僕が言えるのはいい気分でプレーできているということだ。今日は凄く調子がよかったから、このまま続けていけるよう願っている」

 アルカラスは次のラウンドで、ジャック・ドレイパー(イギリス)を7-5 6-4 6-7(3) 3-6 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のイェスパー・デ ヨング(オランダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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