サバレンカが好スタート、34歳コルネは女子歴代1位グランドスラム69大会連続出場を置き土産に母国ファンの前でキャリアに別れ [フレンチ・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がエリカ・アンドレエワ(ロシア)を6-1 6-2で下して好スタートを切った。試合時間は1時間8分。

 同大会に7年連続出場となる26歳のサバレンカは第2シードで臨んだ昨年の大会で初めて3回戦を突破し、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)に対する準決勝でマッチポイントを凌がれた末に6-7(5) 7-6(5) 5-7で惜敗したが自己最高のベスト4をマークした。

 1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で2連覇を達成したサバレンカはクレーコートの前哨戦3大会でプレーして11勝3敗の戦績を残し、いずれもイガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れはしたがWTA1000大会のマドリッドとローマで準優勝を飾った。

 サバレンカは次のラウンドで、ともに予選を勝ち上がってきた日本の内島萌夏(安藤証券)とイレーネ・ブリロ エスコリウエラ(スペイン)の勝者と対戦する。

 今大会限りの現役引退を表明していた34歳のアリゼ・コルネ(フランス)は第7シードのジェン・チンウェン(中国)に2-6 1-6で敗れ、女子歴代トップのグランドスラム69大会連続出場を置き土産に母国ファンの前でキャリアの幕を閉じた。

 そのほかの試合では第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、アランチャ・ラス(オランダ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、エリナ・アバネシアン(ロシア)、タマラ・コルパッチ(ドイツ)、ペトラ・マルティッチ(クロアチア)が2回戦に駒を進めた。

 第28シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)はブリンコワに3-6 6-3 6-7(5-10)で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

大会3日目◎5月28日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○65ジェン・チンウェン(中国)[7] 6-2 6-1 ●66アリゼ・コルネ(フランス)[WC]

○68タマラ・コルパッチ(ドイツ)4-6 6-4 7-6(11-9) ●67アシュリン・クルーガー(アメリカ)

○70エリナ・アバネシアン(ロシア)6-2 6-4 ●69ジュ・リン(中国)

○71アンナ・ブリンコワ(ロシア)6-3 3-6 7-6(10-5) ●72ソラナ・シルステア(ルーマニア)[28]

○89エリース・メルテンス(ベルギー)[25] 6-3 7-6(8) ●90マリア ルルデス・カルレ(アルゼンチン)

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○91ペトラ・マルティッチ(クロアチア)6-4 6-4 ●92クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[WC]

○93アランチャ・ラス(オランダ)6-4 6-3 ●94アンジェリック・ケルバー(ドイツ)

○96エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)[4] 6-2 6-3 ●95グリート・ミネン(ベルギー)

○112ダリア・カサキナ(ロシア)[10] 7-5 6-1 ●111マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)

○128アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)[2] 6-1 6-2 ●127エリカ・アンドレエワ(ロシア)

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写真◎Getty Images

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