不振脱却の兆しを見せつつあるケニンが地元フランス期待のガルシアを倒して3回戦へ「ローマで2試合に勝ったことで自信がついた」 [フレンチ・オープン]

写真は2回戦でシードダウンを演じたソフィア・ケニン(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、2020年大会準優勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)が第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-3 6-3で下してベスト32に進出した。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したケニンは第2セット3-1から一度だけサービスダウンを喫したが、直後にブレークして突き放すと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして1時間25分で試合を締めくくった。

 今季最初の11試合で1勝しかできず苦しい時期を過ごしてきたケニンは前哨戦のローマ2回戦でオンス・ジャバー(チュニジア)を7-5 2-6 6-4で倒して復調の兆しを見せ、やや自信を回復して今大会を迎えていた。

「(ローマの前に出場したWTA125Kシリーズの)リェイダで1回戦に勝った。今年は9連敗していたからあの勝利はローマに向けて助けになると思ったし、そこで2試合に勝ったことで自信がついた。次のストラスブールではベストじゃなかった(予選1回戦で敗退)けど、ここでうまくいったのはうれしいわ。だってここが集大成となる場所なんだから」とケニンは試合後にコメントした。

「シーズンの出だしは今のようなプレーができていなかった。今はフィットネスや食事などすべての面で正しい取り組みをしているから、間違いなく体調がよくなったと感じている。明らかにその成果が出ているのよ」

 ガルシアは同種目で開催国フランスの最上位として地元ファンの期待を背負っていたが、4年連続で2回戦敗退に終わった。

 ケニンは次のラウンドで、雨で延期となった第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)とクララ・タウソン(デンマーク)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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