17歳アンドレエワがグランドスラム準々決勝の舞台で実現した3度目のチャンスでサバレンカから初の金星 [フレンチ・オープン]

写真はミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-7(5) 6-4 6-4で倒す番狂わせを演じた。試合時間は2時間29分。

 1年前の全仏からグランドスラム5大会出場となるアンドレエワは、昨年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)と1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で4回戦に進出したのがこれまでの最高成績だった。初挑戦だった昨年の大会では予選から5試合を勝ち上がったあと、3回戦でココ・ガウフ(アメリカ)に7-6(5) 1-6 1-6で敗れていた。

 昨シーズンにブレークスルーして世界ランクを405位から最高46位まで上げて飛躍を遂げたアンドレエワは、2023年WTAアワードで最優秀新人賞に選ばれた。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、サバレンカは初黒星を喫した。今シーズンは5月にマドリッド(WTA1000/クレーコート)の準々決勝で顔を合わせており、サバレンカが6-1 6-4で勝っていた。

 今大会でのアンドレエワは1回戦でエミナ・ベクタス(アメリカ)を6-2 6-3で、2回戦で第19シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-3 3-6 7-5で、3回戦でペイトン・スターンズ(アメリカ)を6-2 6-1で、4回戦ではバルバラ・グラチェワ(フランス)を7-5 6-2で破って8強入りを決めていた。

 キャリア最大の勝利を挙げたアンドレエワは次のラウンドで、第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは準々決勝で、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-2 4-6 6-4で下して勝ち上がった。

 両者は5月にマドリッドの4回戦で一度対決しており、その日が誕生日だったアンドレエワが7-6(2) 6-4で勝っている。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles