ズベレフがデミノーにセットを与えず4年連続のベスト4進出「今度は勝てるよう願っている」 [フレンチ・オープン]

写真は4年連続となるベスト4進出を決めたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-4 7-6(5) 6-4で退け、同大会で4年連続となるベスト4進出を決めた。

 競り合いながらも2セットを連取したズベレフは第3セット5-3からブレークバックを許したが、続くレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間59分で試合を締めくくった。

 第2セットのタイブレークではデミノーが4-0とリードしていたが、じりじりと追い上げたズベレフが5-5から39本のラリーの末にセットポイントを握ると粘りを見せて相手のミスを引き出した。

 前哨戦のローマで2年前の大ケガから復帰後初めてATPマスターズ1000大会のタイトルを獲得してパリに乗り込んできたズベレフは、連勝を「11」に伸ばした。

 試合後のオンコートインタビューでタイブレーク5-5でのポイントについて聞かれたズベレフは、「全力で走ってボールを返し続ければ報われることもある。もっとアグレッシブにいければと思うけど、勝っているから満足している。準決勝に勝ち進んだということがすべてだ」と答えた。

「僕は最高の選手になるには誰よりも努力しなければならないという考え方を持っているし、最高の選手たちは皆そうしていると思う。僕は限界まで努力するのが好きで、そうやっていれば5セットを戦うのはそれほど難しくはない。何年もそうしてきたし、それが報われているのはうれしいことだ。また準決勝に進出できてよかったし、今度は勝てるよう願っている」

 ズベレフは次のラウンドで、2年連続4度目の優勝と歴代単独トップとなる25回目のグランドスラム制覇を目指していた第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が右膝のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。

 両者は昨年の大会でも準決勝で対決し、ルードが6-3 6-4 6-0で勝っている。

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写真◎Getty Images

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