5月に連勝記録が「145」で途切れたデ グロートがグランドスラム14大会連続優勝 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真はグランドスラム14大会連続優勝を飾ったディーダ・デ グロート(オランダ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)がジュ・ジェンジェン(中国)に4-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめて大会4連覇を達成した。試合時間は2時間7分。

 27歳のデ グロートが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2021年オーストラリア・メルボルン/ハードコート)から14大会連続で通算22回目(全豪6回、全仏5回、ウインブルドン5回、全米6回)となる。

 2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 同種目で圧倒的な存在となっているデ グロートは2021年全豪から負け知らずだったが、5月のBNPパリバ・ワールドチームカップでリー・シャオフイ(中国)に3-6 2-6で敗れて連勝記録が「145」で止まっていた。

 今大会でのデ グロートは1回戦で連勝を止められたリーを6-3 6-4で、準々決勝でワン・ジイン(中国)を6-0 6-3で、準決勝では第4シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-1 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 ファンクォトとのペアで第2シードとして参戦しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、単複2冠をかけた第1シードの上地結衣(三井住友銀行)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)に対する決勝を控えている。

 車いすテニスは昨年から再度規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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