ジャバーがウインブルドンに向けてグラスコートシーズン初戦に快勝「いい準備になるよう期待している」 [WTAノッティンガム]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・オープン」(WTA250/イギリス・ノッティンガム/6月10~16日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がカミラ・オソリオ(コロンビア)を6-2 6-3で退けグラスコートシーズンをスタートした。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したジャバーは第2セット第2ゲームで2つのブレークポイントを凌いでキープし、2-3から最後の4ゲームを連取して1時間2分で快勝した。

「グラスコートに戻ってくることができて素晴らしい気分だわ。ここノッティンガムで(初めて)プレーできて本当にうれしい」とジャバーは試合後にコメントした。

「今日はいい試合ができたと思うし、次の試合ではもっとレベルが上がることを願っている。ここでもっと試合ができるのを楽しみにしているし、ウインブルドンに向けていい準備になるよう期待している」

 グラスコートでツアー2勝を挙げているジャバーはウインブルドンでも2022年から2年連続で決勝に進出しており、今年は得意のサーフェスで悲願のグランドスラム初優勝を目指している。

 ジャバーは次のラウンドで、前日に宮崎百合子(イギリス)を6-4 7-5で破って勝ち上がった予選勝者のリンダ・フルビルトバ(チェコ)と対戦する。

 この日プレーしたジャバー以外のシード勢は第5シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)が日本の日比野菜緒(ブラス)を6-1 6-4で下して2回戦に駒を進めたが、第2シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)と第8シードのキャロライン・ドラハイド(アメリカ)は敗れた。

 2019年ウインブルドン・ジュニア優勝者のダリア・スニーグル(ウクライナ)がコスチュクとの同胞対決を6-3 6-3で制し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した先天性指欠損(外胚葉異形成症)という稀な遺伝子疾患を持つ23歳のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)はドラハイドを7-6(3) 6-3で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではタチアナ・マリア(ドイツ)、アシュリン・クルーガー(アメリカ)、予選勝者のレベッカ・マリノ(カナダ)、ワイルドカードを得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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