2つの手術を乗り越えたトムヤノビッチが2019年シーズン以来5度目のツアー決勝進出「思ってもいなかった」 [WTAバーミンガム]
WTAツアー公式戦「ロスシー・クラシック」(WTA250/イギリス・ウェストミッドランズ州バーミンガム/6月17~23日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)が第7シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を7-6(5) 6-4で倒してツアー初優勝に王手をかけた。
5-4からサービスダウンを喫したあともつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取したトムヤノビッチは、サービスキープで進んだ第2セット第10ゲームで2度目のブレークに成功して1時間30分で勝利を決めた。
昨年1月に膝の手術を受けたトムヤノビッチは今年の初めにも子宮筋腫を除去する手術を経験しており、現在は世界ランクを180位まで落としている。WTAツアー本戦が180回目となるトムヤノビッチが決勝に進出したのは、2019年2月のホアヒン以来となる。
「とにかく冷静でいようと心掛けた。最初は少し入り込み過ぎていたと感じたし、ポイントごとにエネルギーを使い過ぎていたと思う。何が起こっても気にせず、自分がコントロールできることに集中しようとしたの」とトムヤノビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。
「ここで決勝に進出できるなんて思ってもいなかった。月並みなセリフだけど、私は目の前の試合に取り組んでいる。うまくいったときはいつも先を見ていなかったし、今回もそうするつもりはない。しっかりと準備をして明日は全力を尽くし、終わってから今週を振り返ればいいと思っている」
31歳のトムヤノビッチはキャリア5度目のツアー決勝で、エリザベッタ・コッチャレット(イタリア)を6-2 6-2で破って勝ち上がったユリア・プティンセバ(カザフスタン)と対戦する。両者は過去5戦してプティンセバが4勝1敗とリードしているが、グラスコートでプレーするのは今回が初となる。
写真◎Getty Images
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