アンドレスクがフレンチ・オープン欠場、2020年シーズンは全休で終了

女子テニス世界ランク7位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)が火曜日に自身のSNSを更新し、フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を含む2020年シーズンの残りを欠場すると発表した。

 アンドレスクはSNSへの投稿を通して「私は今年のクレーコートスウィングをスキップするという難しい決断を下しました」と報告し、「シーズンの残りは健康とトレーニングに集中するためツアーを休むつもりです」とコメントした。

「オリンピックを含む2021年シーズンを楽しみにしています。私はこの時間を自分のテニスを向上させるために使いたいと考えており、以前よりも強くなって戻ってきたいと思います」

 2019年シーズンに躍進を遂げたアンドレスクは3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初タイトルを獲得し、8月には地元カナダのトロント(WTAプレミア5/ハードコート)で2勝目を挙げ、続くUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)では決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒してグランドスラム初制覇を果たした。

 昨年10月に中国・深圳でのWTAファイナルズで左膝を負傷したアンドレスクはそれ以来プレーしておらず、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため最高レベルでプレーする準備を整えることができなかったことを理由にUSオープンでタイトル防衛に挑まない決断を下していた。(テニスマガジン)

※写真は昨年の「資生堂WTAファイナルズ深圳」で膝を負傷し、ベンチでコーチと話し合うビアンカ・アンドレスク(カナダ/右)(Getty Images)

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