プティンセバがグラスコート大会初優勝、トムヤノビッチはツアー決勝5連敗 [WTAバーミンガム]
WTAツアー公式戦「ロスシー・クラシック」(WTA250/イギリス・ウェストミッドランズ州バーミンガム/6月17~23日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)がアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-1 7-6(8)で振りきりグラスコート大会初優勝を飾った。
29歳のプティンセバがWTAツアーでタイトルを獲得したのは2021年7月のブダペスト以来でキャリア3度目(準優勝3回)だが、過去2勝はいずれもクレーコートだった。
1ゲームしか落とさず第1セットを先取したプティンセバは第2セット2-0から3-5とされたが、第10ゲームでブレークバックに成功するともつれ込んだタイブレークでセットポイントを凌いだ末に迎えた3度目のチャンピオンシップポイントをものにして1時間27分で勝利を決めた。
「こんなことはまったく予想していなかったから、自分がどう感じているのかわからない。クレーコートではいつもよかったけど、突然グラスコートでもいいテニスができたから最高だけど混乱もしているわ」とプティンセバは表彰式で話した。
「素晴らしい試合だった。私はいいスタートを切ったけど、アイラも最高のレベルまで調子を上げてきた。彼女は本当に素晴らしいプレーをして考えたり何かをする時間をくれなかった。最後は互角だったけど、私のほうが少しラッキーだった」
昨年1月に膝の手術を受けたトムヤノビッチは今年の初めにも子宮筋腫を除去する手術を経験しており、これは復帰後4大会目だった。トムヤノビッチがツアー決勝でプレーしたのは2019年2月のホアヒン以来で5度目だったが、初勝利を挙げることはできなかった。
続いて行われたダブルス決勝では、第1シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エリース・メルテンス(ベルギー)が加藤未唯(ザイマックスグループ)/ジャン・シューアイ(中国)を6-1 6-3で下して今季3勝目を挙げた。
左から女子ダブルス優勝のシェイ・スーウェイ(台湾)、エリース・メルテンス(ベルギー)、準優勝の加藤未唯(ザイマックスグループ)、ジャン・シューアイ(中国)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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