前年と同一カードの準決勝でメドベージェフを4セットで倒したアルカラスが大会連覇に王手 [ウインブルドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-7(1) 6-3 6-4 6-4で退け大会連覇に王手をかけた。

 タイブレークの末に第1セットを落としたアルカラスはワンブレークずつで続く2セットを連取したあと第4セット1-0からサービスダウンを喫したが、3-3からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間55分で試合を締めくくった。

 同大会に4年連続出場となる21歳のアルカラスは、昨年の大会でタイトルを獲得。決勝では5連覇を目指していたノバク・ジョコビッチ(セルビア)との頂上決戦を1-6 7-6(6) 6-1 3-6 6-4で制し、2022年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続く2度目のグランドスラム制覇を果たしていた。

 今シーズンのアルカラスは3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)と6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で優勝を飾り、26勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果でアルカラスは、メドベージェフとの対戦成績を5勝2敗とした。ふたりは昨年の大会でも同じラウンドで対決し、アルカラスが6-3 6-3 6-3で勝っていた。

 今大会でのアルカラスは1回戦で予選勝者のマルク・ラヤル(エストニア)を7-6(3) 7-5 6-2で、2回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を7-6(5) 6-2 6-2で、3回戦で第29シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を5-7 6-2 4-6 7-6(2) 6-2で、4回戦で第16シードのユーゴ・アンベール(フランス)を6-3 6-4 1-6 7-5で、準々決勝では第12シードのトミー・ポール(アメリカ)を5-7 6-4 6-2 6-2で破って4強入りを決めていた。

 ディフェンディング・チャンピオンのアルカラスは決勝で、第2シードのジョコビッチと第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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