デ グロートがファンクォトとのオランダ勢対決を制して大会4連覇 [ウインブルドン車いすの部]
シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)が第4シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)との同胞対決を6-4 6-4で制して大会4連覇を達成した。試合時間は1時間23分。
27歳のデ グロートが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2021年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)から15大会連続で通算23回目(全豪6回、全仏5回、ウインブルドン6回、全米6回)となる。
2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。
今大会でのデ グロートは1回戦で日本の大谷桃子(かんぽ生命保険)を6-4 6-4で、準々決勝でダナ・マシューソン(アメリカ)を6-0 7-5で、準決勝ではワン・ジイン(中国)を6-3 6-2で破って決勝進出を決めていた。
前年に優勝したジェシカ・グリフィオン(オランダ)とのペアで第2シードとして参戦しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、2年連続となる単複2冠をかけて第1シードの上地結衣(三井住友銀行)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)と対戦する予定になっている。
車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。
写真◎Getty Images
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