ジョコビッチがオリンピックで実現したナダルとの60回目のライバル対決に勝利「この試合にとても感謝している」 [2024パリ五輪テニス競技]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 世界的なスポーツの祭典「2024パリ五輪テニス競技」(フランス・パリ/7月27日~8月4日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が宿命のライバルであるラファエル・ナダル(スペイン)を6-1 6-4で下してベスト16に進出した。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したジョコビッチは第2セット4-0から4-4に追いつかれたが、続く2ゲームを連取して1時間43分で60回目の対決を締めくくった。

「6-1 4-0となったとき、僕は少し余裕を持ち過ぎてしまった。4-1のときにやや雑なサービスゲームをしてしまった」とジョコビッチは試合を振り返った。

「ナダルにチャンスを与えてはいけない。そんなことをしたら彼はそこに付け込んで挽回してくる。このコートでは特にそうだ。観客も盛り上がってきていたけど、僕は重要な4-4からのゲームをブレークし、それからニューボールで風下からのサービスゲームをキープしようとした。接戦になったけど、自分のプレーにはとても満足している」

 両者が前回プレーした2022年フレンチ・オープン準々決勝ではナダルが6-2 4-6 6-2 7-6(4)で勝っていたが、通算の対戦成績はこれでジョコビッチの31勝29敗となった。

「(初めて対戦した)2006年の時点では、オリンピックの同じコートで対戦することになるとは考えてもいなかったと思う。だからこの試合にとても感謝している。僕たちのライバル関係のためにも、そしてスポーツ界全体のためにもそう思うんだ」とジョコビッチはライバル対決について話した。

「彼がベストの状態じゃなかったのは残念だったけど、僕は彼を苦しめるためにできる限りのことをやったよ」

 悲願の金メダルを目指すジョコビッチは次のラウンドで、マッテオ・アルナルディ(イタリア)を3-6 6-2 6-1で破って勝ち上がったドミニク・コプファー(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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