ポイントよりもオリンピックを選んだフリッツがドレイパーに逆転勝利で3回戦へ「ロサンゼルス大会に向けていい経験になる」 [2024パリ五輪テニス競技]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 世界的なスポーツの祭典「2024パリ五輪テニス競技」(フランス・パリ/7月27日~8月4日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がジャック・ドレイパー(イギリス)に6-7(3) 6-3 6-2で逆転勝利をおさめてベスト16に進出した。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に落としたフリッツは第3ゲームで0-40のピンチを凌いでキープしたあと3-2から初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間11分で勝利を決めた。

 1年前の同時期にアトランタで優勝して翌週のワシントンDCでも4強入りしていたフリッツは430ポイントを失うことになるが、母国を代表してオリンピックに出場する道を選んだ。

「4年後に自分がどのようなポジションにいるかわからない。僕は30歳くらいになっている。次のロサンゼルス大会に出たいと思っているけど、出場できたとしてもそれが初のオリンピックにしたくはないんだ」とフリッツは決断した理由について説明した。

「ロサンゼルスでいいパフォーマンスを発揮できるよう、僕はこの経験を欲しいと思っている。僕にとって素晴らしい機会だし、ここにいることは凄くいい経験になる」

 フリッツは次のラウンドで、マリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)を7-6(2) 6-3で破って勝ち上がった第11シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 両者は過去4戦して2勝2敗と星を分け合っているが、3週間前のウインブルドン準々決勝ではムゼッティが3-6 7-6(5) 6-2 3-6 6-1で勝っている。

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写真◎Getty Images

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