錦織がチチパスを倒す番狂わせでベスト16進出一番乗り [ATPモントリオール]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月6~12日/賞金総額812万2428ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じてベスト16進出一番乗りを決めた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合が初戦だった。5-1から5-4に追い上げられた錦織は15-40のピンチを凌いでキープして第1セットを先取し、第2セット第3ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって1時間18分で試合を締めくくった。

 同大会に3年ぶり10度目(2007年の予選敗退を含む)の出場となる34歳の錦織は、2016年に自己最高の準優勝をマーク。前回プレーした2021年は初戦を突破したあと、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)に対する2回戦を右肩のケガを理由に棄権していた。

 この結果で錦織は、チチパスとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。直近では2021年3月にマイアミ(ATP1000/ハードコート)の3回戦で顔を合わせ、チチパスが6-3 3-6 6-1で勝っていた。

 今大会での錦織は1回戦でアレックス・ミケルセン(アメリカ)を3-6 7-5 6-4で破り、今季のマッチ2勝目を挙げていた。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 2024年シーズンの錦織は日曜日に終了したパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)を含む4大会で合計5試合(シングルス)を戦い、1勝4敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は3回戦で、第12シードのユーゴ・アンベール(フランス)とヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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