錦織がバシラシビリの途中棄権で準々決勝に進出 [コモ・チャレンジャー]

写真はナショナルバンク・オープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー下部大会「コモ・チャレンジャー」(チャレンジャー75/イタリア・ロンバルディア州コモ/8月26日~9月1日/賞金総額7万4825ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で予選勝者のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)が1-6 1-3とリードされた時点で棄権したため、錦織圭(ユニクロ)のベスト8進出が決まった。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたバシラシビリは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫し、第5ゲームで15-40とブレークポイントを握られたところでリタイアしたたため47分で試合が終了した。

 3週間前のモントリオール(ATP1000/ハードコート)で8強入りして世界ランクを200位台前半まで上げてきた34歳の錦織は、今季初のチャレンジャー大会参戦。2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)を含む5大会で合計9試合(シングルス)を戦い、4勝5敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果で錦織は、バシラシビリとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2018年9月にメス(ATP250/室内ハードコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、錦織が6-3 4-6 6-4で勝っていた。

 今大会での錦織は1回戦で、サミュエル・ビンセント ルジェリ(イタリア)を6-2 6-1で破って勝ち上がっていた。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 元世界ランク4位の錦織は次のラウンドで、18歳のガブリエル・ドブール(フランス)と対戦する。2022年全仏ジュニア優勝者のドブールは2回戦で、フィリップ クリスティアン・ジアヌ(ルーマニア)を7-6(5) 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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