フェデラーが見守る中、サバレンカが4年連続のベスト4進出「彼が楽しめるようなテニスをしなければと思った」 [USオープン]

写真は4年連続となる準決勝進出を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第7シードのジェン・チンウェン(中国)を6-1 6-2で退け、4年連続となるベスト4進出を決めた。

 同大会の女子シングルスで4年連続4強入りしたのは、2011年から16年に渡って成し遂げたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来となる。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したサバレンカは第2セットでも相手のサービスゲームを2度破って5-1とリードを広げ、最初のサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間13分で快勝した。

 ふたりは昨年の大会でも同じラウンドで対決し、サバレンカが6-1 6-4で勝者となっていた。サバレンカはこれがキャリア10度目のグランドスラム準々決勝だったが、戦績は9勝1敗となった。

「トップ5になれば誰もが優勝候補と見なされる。でもいつも言っているように重要なのは優勝候補になることではなく、どれだけ必死になって戦う覚悟があるかということよ。調子がよくないときには厳しい瞬間もあるけど、それを乗り越えなくてはならない訳だから」とサバレンカは試合後の記者会見で語った。

「でも優勝候補と思われるのは本当にうれしい。この美しいトロフィーを手にするためにベストを尽くすわ」

 スタンドにはこの大会で2004年から08年まで5連覇を達成したレジェンドのロジャー・フェデラー(スイス)の姿があり、2人の試合を見守っていた。

「大きなスクリーンに映った彼(フェデラー)の姿を観たわ。私はスライスやネットに出るスキルなど、彼が楽しめるようなテニスをしなければと思った」とサバレンカは笑いながら明かした。

 サバレンカは次のラウンドで、第26シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 7-5で破って勝ち上がった第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは過去2戦して星を分け合っているが、ハードコートでは3月のインディアンウェルズ4回戦でナバーロが6-3 3-6 6-2で勝っている。

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写真◎Getty Images

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