ペグラが7度目のチャンスでグランドスラム8強の壁を突破「ついに準決勝に進出できたと言えてホッとしている」 [USオープン]

写真は7度目のチャンスをものにして初のグランドスラム4強入りを決めたジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 6-4で倒し、四大大会で初のベスト4進出を果たした。

 立ち上がりに4ゲーム連取と好スタートを切って第1セットを先取したペグラは第2セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、ふたたびリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間28分で勝利を決めた。

 シフィオンテクは相手(22本)の倍近い41本のアンフォーストエラーを犯し、試合を通して一度もリードすることができなかった。

「本当にクリーンな試合ができたと思う。サービスがかなりよかったし、リターンも悪くなかった。特に悪いプレーもなかったと思うし、かなり早い段階で彼女(シフィオンテク)をイライラさせることができていた。第2セットで彼女が調子を取り戻してきたときも自分のレベルを維持することができた」とペグラは試合を振り返った。

「今日は自分がやりたいようにプレーしたかった。前回WTAファイナルズの決勝で対戦したときに学んだことを思い浮かべ、自分なりのプレーをしてどこまで通用するか見極めようと思っていた。彼女がサービスでイライラしているのが直ぐにわかったわ」

 過去6度のチャンスで全敗していたグランドスラム準々決勝で初勝利を挙げた30歳のペグラは、「もう皆さんに準決勝進出について聞かれなくて済むことが本当にうれしい」と記者会見の冒頭で語った。

「私は何度もグランドスラム大会の準々決勝に進出して負け続けた。でも最終的に優勝したり、偉大な選手たちに負けていた。皆がそのことについて聞いてきたけど、私はもう一度そこで勝つ必要があるだけだと思っていた。ついに準決勝に進出できたと言えてホッとしている」

 ペグラは次のラウンドで、第22シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-1 6-4で破って勝ち上がったカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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