アニシモワとのアメリカ勢対決を制したペグラがタイトル防衛に成功 [WTAトロント]

写真は決勝を戦い終えたジェシカ・ペグラ(アメリカ/右)とアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月6~12日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がアマンダ・アニシモワ(アメリカ)との同胞対決を6-3 2-6 6-1で制して2連覇を達成した。

 30歳のペグラがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、6月のベルリン以来でキャリア6度目(準優勝6回)となる。同大会を2年連続で制したのは、1999年と2000年に勝ったマルチナ・ヒンギス(スイス)以来となる。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したペグラは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで5-0とリードすると最初のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをきっちりキープして1時間27分で勝利を決めた。

「トロントはいい所だわ。(故郷のニューヨーク州)バッファローにとても近いし、友人や家族ががたくさんいる。今日は祖父母と夫も来てくれたしね。凄くいいことだし、こういう大会はそんなに多くないから」とペグラは試合後に語った。

「大会にも優勝し、彼らとあの瞬間を共有できたのは本当に特別なことだった。カナダの何がいいのかわからないけど、うまくいっているみたいだから有難く受け入れておくわ」

 昨年5月に燃え尽き症候群とメンタルヘルスの問題で8ヵ月ほどツアーを離れていた22歳のアニシモワは世界ランク300位以下で今季をスタートしたが、ワシントンDCでのベスト8に続くUSオープンシリーズでの活躍でトップ50復帰が確定した。

 引き続き行われたダブルス決勝では、第3シードのキャロライン・ドラハイド/デザレー・クラブチェク(ともにアメリカ)が第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)を7-6(2) 3-6 [10-7]で倒して同ペアでの初優勝を飾った。


女子ダブルスで優勝を飾ったキャロライン・ドラハイド(アメリカ/左)とデザレー・クラブチェク(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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