シナーが初のベスト4進出、グランドスラム4大会すべての準々決勝で勝利 [USオープン]

写真は初のベスト4進出を決めたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-2 1-6 6-1 6-4で振りきり初のベスト4進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシナーは1ゲームしか取れずに第2セットを取り返されたが、続く2セットでは主導権を握って2時間39分で勝利を決めた。

 ふたりは今季のグランドスラム大会で2度対決し、いずれも5セットの末に(全豪決勝がシナー、ウインブルドン準々決勝はメドベージェフ)星を分け合っていた。

 今季のグランドスラム大会での戦績を21勝2敗としたシナーは、四大大会すべてで準決勝まで勝ち進んだ。

「とても大変だった。僕たちはお互いをよく知っているからね。今年はオーストラリアで戦い、それからロンドンでプレーした。非常にフィジカルな戦いになるとわかっていた」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

 インタビュアーのブラッド・ギルバート(アメリカ)に33回ネットに出て28ポイントを取ったことを指摘されたシナーは、「その部分については本当に一生懸命取り組んできた」と答えた。

「特にネットに出ることに関してはもっと上達できるとわかっている。サーブ&ボレーも何度か試し、多彩なプレーをしようと心掛けている。今日のプレーぶりにはとても満足しているし、次の相手にも通用するか見てみよう」

 シナーは次のラウンドで、第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 7-5 6-2で破って勝ち上がった第25シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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