錦織が世界29位トンプソンをストレートで退けベスト8に進出 [木下グループジャパンオープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 国内唯一のATPツアー公式戦「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月25日~10月1日/賞金総額198万9865ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-2 6-3で退けベスト8進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取した錦織は第2セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、ふたたび突き放すと最後に5度目のブレークに成功して1時間22分で試合を締めくくった。

 同大会に6年ぶり8度目の出場となる34歳の錦織は、2012年と14年にタイトルを獲得。前回プレーした2018年大会(東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ/室内ハードコート)では決勝に進出し、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 4-6で敗れはしたが準優勝を飾っていた。

 この結果で錦織は、トンプソンとの対戦成績を3勝1敗とした。昨年は7月にアトランタ(ATP250/ハードコート)の1回戦で顔を合わせ、錦織が7-6(5) 7-6(5)で勝っていた。

 今大会での錦織は1回戦で、前週の杭州(ATP250/ハードコート)で2021年10月以来となるツアー21勝目を挙げたばかりだったマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 3-6 6-3で破って勝ち上がっていた。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む9大会で合計16試合(シングルス)を戦い、9勝7敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は準々決勝で、第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)とワイルドカードで出場した西岡良仁(ミキハウス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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