今季のマッチ40勝目を挙げたディミトロフが4回戦へ「冷静さを失わずにゲームプランを遂行する必要があった」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月2~13日/賞金総額1029万8535ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第9シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第20シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を7-6(5) 6-2で退け16強入りを決めた。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったディミトロフはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セットも4-0とリードするとピンチを迎えることなく1時間28分で今季のマッチ40勝目を挙げた。

 53回あった自分のサービスでディミトロフが落としたのは第1セットでの7ポイントのみで、第2セットはすべてラブゲームでキープした。

「とにかく踏ん張り抜かなければならなかった。とても難しい試合だった」とディミトロフは試合を振り返った。

「彼(ポプリン)は本当にいいショットを打つ。サービスが素晴らしいし、甘い球がきたら叩き込んでくる。だから僕は冷静さを失わずにゲームプランを遂行する必要があった。僕は非常にうまくボールを打てていたし、勝つことができて満足している」

 ディミトロフは次のラウンドで、アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)を6-1 6-7(5) 6-2で破って勝ち上がった19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)と対戦する。

 この日プレーしたディミトロフ以外のトップ10プレーヤーは第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がタロン・グリークスプア(オランダ)に7-6(6) 2-6 7-6(5)で競り勝ち、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-1 6-2で退け、第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は予選勝者の綿貫陽介(SBC メディカルグループ)を6-3 6-4で下して揃って4回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第10シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第12シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第14シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第30シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)、ロマン・サフィウリン(ロシア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 モンフィスが自国の後輩で第16シードのユーゴ・アンベール(フランス)を7-6(7) 2-6 6-1で振りきり、サフィウリンは第13シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)に5-7 7-5 7-6(5)で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 4回戦ではズベレフがゴファンと、ジョコビッチがサフィウリンと、フリッツがルーネと、チチパスが第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と、シェルトンが第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と、マハーチュが第11シードのトミー・ポール(アメリカ)と、モンフィスは第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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