マハーチュがアルカラスを倒す番狂わせで初のマスターズ4強入り「今は間違いなく最高のテニスができている」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はトマーシュ・マハーチュ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月2~13日/賞金総額1029万8535ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第30シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)が第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を7-6(5) 7-5で倒す番狂わせを演じた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したマハーチュは第2セット3-2からブレークバックを許したが、5-5からもう一度相手のサービスゲームを破ると続くサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして1時間54分で初のマスターズ4強入りを決めた。

 アルカラスは前週の北京で今季4勝目を挙げて今大会を迎えていたが、連勝(デビスカップとレーバー・カップを含む)は「12」でストップした。

「今は間違いなく最高のテニスができているから、自分のテニスが高いレベルで発揮できるとわかっていた。前の試合では信じられないようなパフォーマンスでトミー・ポール(アメリカ)に勝った。このような選手たちに対してはこのレベルでプレーしなければならない。できなければ2-6 3-6とかで負けるだけだ。ほかに選択肢はない。2セットともこのレベルでプレーできてうれしいよ」とマハーチュは試合後にコメントした。

「アルカラスに勝つチャンスはあるとわかっていたけど、何が起こるかわからない。第1セットを取って第2セットで5-4になっても勝利にはまだ遠い。(先月の)デビスカップでは彼に対して素晴らしいテニスをしたけど、このレベルでプレーしたのは1セットだけだった。今日は2セットまでできたから上出来だったね」

 キャリア3度目の対トップ10勝利を挙げたマハーチュは次のラウンドで、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。両者は3月にマイアミの準々決勝で一度対決しており、シナーが6-4 6-2で勝っている。

「楽しみにしている。僕は本当に楽しんでいるし、最高の選手たちとプレーできることが凄くうれしいんだ」とマハーチュは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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