死闘の末に全米ジュニア女王ストイサビレビッチの挑戦を退けた内島萌夏が本戦初勝利 [東レPPO]

写真はチャイナ・オープンでの内島萌夏(安藤証券)(Getty Images)


 国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月21~27日/賞金総額92万2573ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、内島萌夏(安藤証券)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した15歳のミカ・ストイサビレビッチ(イギリス)に6-4 6-7(7) 7-6(6)で競り勝ち本戦初勝利を挙げた。

 第2セット5-3から5-6とされて迎えたサービスゲームで15-40のピンチを凌いでキープしたストイサビレビッチはもつれ込んだタイブレークでもうひとつマッチポイントをセーブして試合を振り出しに戻すと第3セットで5-2とリードしたが、第9ゲームでブレークバックに成功した内島がふたたび突入したタイブレークで迎えた6度目のマッチポイントをものにして2時間51分の死闘に終止符を打った。

 同大会に2年連続5度目の出場となる23歳の内島は、ダイレクトインで2度目のシングルス本戦入り。ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て初めて本戦でプレーした昨年は、1回戦でケイラ・デイ(アメリカ)に2-6 2-6で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。ストイサビレビッチは9月の全米ジュニア決勝で日本の園部八奏(与野テニスクラブ)を6-4 6-4で破り、同大会の同種目で2009年のヘザー・ワトソン(イギリス)以来となるイギリス人チャンピオンに輝いていた。

 内島は次のラウンドで、第1シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

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写真◎Getty Images

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