ハレプが3度目の決勝で初優勝、プリスコバは途中棄権 [イタリア国際]

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/9月14~21日/賞金総額169万2169ユーロ/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が2019年チャンピオンのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を圧倒し、 6-0 2-1となった時点でプリスコバは左太腿の負傷を理由にリタイアした。試合開始からわずか31分後に第2シードのプリスコバがプレーを止めたため、ハレプの初優勝が決まった。

 ハレプが1ゲームも与えず第1セットを取ったあと、プリスコバはトレーナーを呼んで腰の部分に治療を受けた。彼女はまた、左太腿にも厳重にテーピングを施していた。

「今日は試合を最後まで行うことができなくてがっかりしています」とプリスコバは表彰式でスピーチした。「でもシモ、あなたは強すぎたわ。あなたを相手にいい試合をするには、私は常に100%でなければならない。おめでとう。この1週間に渡るあなたの闘いを称えたいと思います。あなたこのタイトルに値するわ」。

 フレンチ・オープンがあと6日ほどで始まろうとしているだけに、ハレプはプリスコバの速やかな回復を祈った。それから彼女は、笑いながらこう付け足した。「もしかしたら、またそこの決勝で会うかもしれないわね」。

BNLイタリア国際2020|PHOTOアルバム

 双方のプレーヤーがトロフィーを手に取った際に、マスクを着用していた。2017年と18年の決勝でいずれもエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に敗れていたハレプは、ツアー再開後の完璧な戦績を10勝0敗に更新した。

「2013年、私はここでテニス界のトップ向けての道を歩み始めました」と今やグランドスラム大会優勝歴2回を誇るハレプは、準決勝進出を果たして周囲を驚かせたその年の快進撃を思い返して語った。「それ以降の私は本当によいプレーをし始め、2度の決勝のあとで私はついにこのタイトルを勝ち獲ることができました」

 世界ランク2位のハレプは、ドバイで優勝した2月からの連勝記録を「14」に伸ばした。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに強いられた5ヵ月のツアー休止後、ハレプは先月のプラハでもタイトルを獲得していた。彼女は健康と渡航に関する懸念を理由に、USオープンを欠場していた。

 パンデミックのため、1万500人収容可能なセンターコートには1000人の観客しか入ることができなかった。COVID-19の影響で本来の5月から日程を変更して開催された今大会は無観客で始めており、そのこともあって賞金は減額されていた。

 今大会でハレプは20万5190ユーロの優勝賞金を受け取ったが、それは昨年の同大会を制したプリスコバに授けられた52万3858ドルよりはるかに少なかった。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)
ROME, ITALY - SEPTEMBER 21: Simona Halep of Romania poses with her winners trophy after winning her women's final match against Karolina Pliskova of The Czech Republic who retired due to injury during day eight of the Internazionali BNL d'Italia at Foro Italico on September 21, 2020 in Rome, Italy. (Photo by Riccardo Antimiani - Pool/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録