ズベレフが4年ぶりの決勝進出、アンベールは2008年のツォンガ以来となる地元優勝に王手 [パリ・マスターズ]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月28日~11月3日/賞金総額694万6835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が2022年大会チャンピオンで第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3 7-6(4)で振りきり大会初優勝に王手をかけた。

 第4ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したズベレフは第2セット5-4から唯一のサービスダウンを喫したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間46分で今季4度目の決勝進出を決めた。

「少し自分自身で難しくしてしまった気がするけど、彼(ルーネ)はチャンピオンだ。恐らく彼が好きな大会でお気に入りのコートだと思うけど、ここで2度目の決勝進出を決めることができてうれしいよ」とズベレフは試合後にコメントした。

 ズベレフは4年ぶりの決勝で、2018年大会優勝者のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-7(6) 6-4 6-3で破って勝ち上がった第15シードのユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。

 同大会(シングルス)で地元フランス勢が決勝に進出したのは、2011年にロジャー・フェデラー(スイス)に敗れて準優勝に終わったジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)以来で5人目となる。アンベールが日曜日に勝てば、2008年のツォンガに続く3人目のフランス人チャンピオンが誕生することになる。

「僕の大好きなパリの大会でやってのけることができるなんてアメージングだ。夢みたいだよ」とアンベールはATPマスターズ1000大会で初の決勝進出を決めた喜びを語った。

「ここまでの試合よりも少し難しかった。少し余計にプレッシャーを感じたけど、第1セットを落としたあとは観客と一緒にその瞬間を楽しもうと心掛けた。とてもうまくできたし、本当に誇りに思う」

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写真◎Getty Images

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