ラフェチュカが元世界3位チリッチを倒してベスト8に進出「彼はプレーの仕方を忘れていなかった」 [ベオグラード・オープン]

写真はチャイナ・オープンでのイリ・ラフェチュカ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ベオグラード・オープン」(ATP250/セルビア・ベオグラード/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)が2014年USオープン優勝者で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 7-6(4)で振りきりベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ラフェチュカはこの試合が初戦だった。自分のサービスゲームで一度もピンチに陥ることなくすべてキープしたラフェチュカはオープニングゲームで唯一のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間43分で試合を締めくくった。

「彼(チリッチ)はプレーの仕方を忘れていなかった。僕たち皆がそれを目撃した」とラフェチュカはケガで長く戦線を離れていたチリッチについて語った。

「僕にとってはいいテストだった。非常に経験が豊富でグランドスラム大会で優勝したことのある選手に勝つのは常にいいことだ。凄くうれしいよ」

 ラフェチュカは次のラウンドで、第7シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を6-4 7-6(4)で破って勝ち上がった予選勝者のルーカス・クライン(スロバキア)と対戦する。

 そのほかの試合ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したハマド・メジェドビッチ(セルビア)がアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)を7-6(5) 6-4で倒して8強入りを決めたほか、ロマン・サフィウリン(ロシア)とワイルドカードを得て参戦したラスロ・ジェレ(セルビア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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