ATPファイナルズ出場権を獲得したルードが初戦敗退、ルブレフは準々決勝を棄権 [モゼール・オープン]

写真はロレックス・パリ・マスターズでのキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、予選から勝ち上がってきた世界ランク124位のバンジャマン・ボンジ(フランス)が第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルードはこの試合が初戦だった。ファーストサーブからのポイントを85%の高確率で取ったボンジは自分のサービスゲームをすべてキープし、各セットで一度ずつブレークに成功して1時間17分でキャリア初の対トップ10勝利を決めた。

 ボンジは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のピエール ユーグ・エルベール(フランス)との地元勢対決を6-1 4-6 6-4で制して勝ち上がった同胞で同じ予選勝者のカンタン・アリス(フランス)と対戦する。

 そのほかの試合ではキャメロン・ノリー(イギリス)がラッキールーザーのルカ・バン アッシュ(フランス)を6-3 3-6 6-1で振りきり、ジズー・ベルグス(ベルギー)がユーゴ・ガストン(フランス)を6-4 7-5で下し、ブ・ユンチャオケテ(中国)は予選勝者のイェスパー・デ ヨング(オランダ)を6-4 7-6(1)で退け、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではノリーがベルグスと、ブは第8シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)と顔を合わせる。また第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が腹筋のケガを理由に棄権したため、コランタン・ムーテ(フランス)は不戦勝により一足早く準決勝に駒を進めた。

 前日にノバク・ジョコビッチ(セルビア)がケガを理由にイタリア・トリノで開催される世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」の欠場を決めたため、ルードとルブレフは同大会の出場権を獲得していた。

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写真◎Getty Images

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