地元メス出身のアンベールが2021年6月以来のツアー4勝目「この大会で優勝するのが子供時代の夢だった」 [モゼール・オープン]

写真はロレックス・パリ・マスターズでのユーゴ・アンベール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月5~11日/賞金総額63万705ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第4シードのユーゴ・アンベール(フランス)がアレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)を6-3 6-3で下して地元優勝を飾った。

 地元メス出身で25歳のアンベールがATPツアーでタイトルを獲得したのは、2021年6月のハレ以来でキャリア4度目となる。アンベールはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高の20位に浮上し、初めてフランスのナンバーワンとしてシーズンを終えることになった。

 安定したサービスゲームを展開したアンベールは第2セット4-3で迎えた唯一のピンチを凌いでキープすると次のゲームで3度目のブレークに成功し、1時間7分で快勝してツアー決勝での戦績を4勝0敗とした。敗れはしたがシェフチェンコは、今週の活躍で週明けに更新される世界ランクでトップ50デビューすることが確定した。

「この大会で優勝するのが子供時代の夢だった。本当に素晴らしい。今は多くの感情が渦巻いて言葉にできない。ここは僕の故郷であり、家族が見守る中で優勝できるなんて本当に信じられないことだ。このように力強くシーズンを締めくくることができてとにかく素晴らしい気分だよ」とアンベールは試合後のオンコートインタビューで語った。

 先に終了したソフィア決勝で同胞のアドリアン・マナリノ(フランス)が勝ったことを知らされたアンベールは、「フランスのテニス界にとって素晴らしいことだ」と吉報を喜んだ。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのユーゴ・ニス(モナコ)/ヤン・ジエリンスキ(ポーランド)がコンスタンティン・フランツェン/ヘンドリック・イブンス(ともにドイツ)を6-4 6-4で退け今季2勝目を挙げた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles