サバレンカはルバキナに敗れてラウンドロビン3連勝はならず「準決勝までに修正しなければ…」 [WTAファイナルズ]

写真はラウンドロビン第3戦を戦い終えたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/左)とエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月2~9日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の大会5日目に行われたパープル・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第5シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 3-6 6-1で振りきり1勝をマークした。

 1-3から追いついてワンブレーク差で第1セットを先取したルバキナは3-4からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間41分でサバレンカの連勝を「7」で食い止めた。

 今季の前半にWTA500大会で3勝を挙げた25歳のルバキナはケガや体調不良に悩まされ、7月のウインブルドン以降に僅か2試合しかプレーせず今大会を迎えていた。

「今日は特に第3セットでサービスが本当によかったと思う。この部分が改善されたことは凄くうれしいし、動きも少しよくなったと感じている」とルバキナは試合を振り返った。

「でももちろん全体的にベストの状態ではないことは理解している。あと数週間でもっと試合数をこなせていればと思う。でもすべての状況を踏まえて考えると、今大会でのプレーぶりにはとても満足している」

 前日までに決勝トーナメント進出と年末世界ナンバーワンを決めていたサバレンカは、「正直に言うと、これは私が学ばなければならないことだと思う。既に準決勝進出を決めており、唯一のモティベーションはポイントと賞金だった。そのような状況で如何にハングリーになって100%の力を発揮するか…。でもそれは難しいことだった」と打ち明けた。

「特に失うものがないハイレベルな選手が相手で、思いきって打つショットがどんどん入ってきた。第1セットでの私はあまり気合が入っていなかったと認めざるを得ない。本当によくなかったから、準決勝までに修正しなければならないわ」

 先に行われた同グループの準決勝進出をかけた1勝1敗同士の直接対決では、第7シードのジェン・チンウェン(中国)が第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-1 6-1で退けた。

 パープル・グループの上位2名は2勝1敗で並んだが、第1戦でジェンに勝ったサバレンカの首位通過が決まった。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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