USオープン決勝のリマッチでフリッツを倒したシナーが2連勝で決勝トーナメント進出に大きく前進「僕は準備ができていた」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月10~17日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の大会3日目に行われたイリー・ナスターゼ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 6-4で下して2連勝を飾った。

 安定したサービスゲームを展開したシナーは第1セット第7ゲームで唯一直面したピンチを凌いでキープし、両セットとも5-4からブレークに成功して1時間40分で勝利を決めた。今シーズンのふたりは9月にUSオープンの決勝で対決し、シナーが6-3 6-4 7-5で勝っていた。

「とても厳しい試合だった。グランドスラム決勝で対戦してお互いによく知っていたからね。お互いにどのような展開になるかよくわかっていた。彼は非常にアグレッシブだけど、僕は準備ができていた」とシナーは試合を振り返った。

「僕はとにかく重要な瞬間にいいサービスを打とうと心掛け、そうすることができた。第2セットの非常に重要なゲーム(3-3からのサービスゲーム)で僕は0-30と劣勢に立たされていた。あそこでブレークされていたら流れが変わっていたかもしれないと思う」

 アフタヌーンセッションで行われた同グループの試合では、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-2 6-4で退け1勝目を挙げた。

 同グループは3人が2勝1敗または1勝2敗で並ぶ可能性があるため、決勝トーナメント進出者は第3戦の結果で確定する。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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