錦織がノリーに3連勝で2021年8月以来のツアー4強入り [香港オープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 3-6 6-2で振りきりベスト4進出を果たした。

 4-3から初のブレークに成功して第1セットを先取した錦織は第4ゲームでサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット2-2から最後の4ゲームを連取して1時間41分で2021年8月のワシントンDC(ATP500/ハードコート)以来となるツアー4強入りを決めた。

 前年のATPアワードでカムバック選手賞にノミネートされた35歳の錦織は、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り同大会に初めて出場。錦織がツアー大会でプレーするのは、初戦敗退に終わった昨年10月のウィーン(ATP500/室内ハードコート)以来となる。

 この結果で錦織は、ノリーとの対戦成績を3勝0敗とした。直近では2021年ワシントンDCの3回戦で顔を合わせ、錦織が3-6 6-3 6-3で勝っていた。

 今大会での錦織は1回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-2 6-3で、2回戦では第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 6-3 7-5で破って勝ち上がっていた。

 昨シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む14大会でプレーし、11月のヘルシンキ(チャレンジャー125/室内ハードコート)でタイトルを獲得するなど20勝11敗の戦績を残してスタート時に350位以下だったATPランキングを107位(11月25日付)まで上昇させた。

 錦織は次のラウンドで、19歳のシャン・ジュンチャン(中国)と対戦する。シャンは準々決勝で、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を1-6 6-3 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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