ディフェンディング・チャンピオンのシナーがマッチ15連勝で今季の初戦に勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がニコラス・ジャリー(チリ)を7-6(2) 7-6(5) 6-1で退け大会連覇に向けた挑戦をスタートした。試合時間は2時間40分。

 昨年10月の上海(ATP1000/ハードコート)から負け知らずのシナーは、連勝を「15」に伸ばした。シナーは前哨戦でプレーしておらず、この試合が今季の初戦だった。

 同大会に6年連続出場となるシナーは、昨年の大会でグランドスラム初タイトルを獲得。男子の最多記録となる10度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年、23年)の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-1 6-2 6-7(6) 6-3で破って初の決勝進出を決めたあと、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に3-6 3-6 6-4 6-4 6-3で逆転勝利をおさめて栄冠に輝いた。

 昨シーズンのシナーは準決勝で敗れたフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)のあとイタリア人選手として初めて世界ナンバーワンとなってからその座を維持し続け、9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)と11月の男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハードコート)も制して73勝6敗と圧倒的なシーズンを送った。

 シナーは次のラウンドで、日本のダニエル太郎(エイブル)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したトリスタン・スクールケイト(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第17シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、アレックス・ミケルセン(アメリカ)、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)、ワイルドカードを得て参戦したジェームズ・マッケイブ(オーストラリア)が2回戦に駒を進めた。

 2023年大会準優勝者で第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が20歳のミケルセンに5-7 3-6 6-2 4-6で、第23シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)はカルバレス バエナに6-1 2-6 3-6 6-7(1)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会2日目◎1月13日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○1ヤニク・シナー(イタリア)[1] 7-6(2) 7-6(5) 6-1 ●2ニコラス・ジャリー(チリ)

○18アレックス・ミケルセン(アメリカ)7-5 6-3 2-6 6-4 ●17ステファノス・チチパス(ギリシャ)[11]

○19ジェームズ・マッケイブ(オーストラリア)[WC] 6-4 6-3 6-4 ●20マルティン・ランダルーセ(スペイン)[Q]

○56フランシス・ティアフォー(アメリカ)[17] 7-6(2) 6-3 4-6 6-7(4) 6-3 ●55アルトゥール・リンデルネック(フランス)

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○92ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)6-7(2) 6-3 6-2 7-5 ●91アレクサンドル・ミュレー(フランス)

○100ヤクブ・メンシク(チェコ)6-1 6-7(3) 6-3 6-3 ●99ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[Q]

○106ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)1-6 6-2 6-3 7-6(1) ●105アレハンドロ・タビロ(チリ)[23]

○107ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)6-2 6-4 6-2 ●108ドミニク・ストリッカー(スイス)

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写真◎Getty Images

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