WADAの控訴を受けてスポーツ仲裁裁判所が4月16日と17日にシナーのドーピング問題に関する審理を非公開で開催すると発表

写真はオーストラリアン・オープンを前に会場のメルボルン・パークで行われたエキシビションマッチに出場したヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が金曜日、世界アンチドーピング機構(WADA)の控訴を受けてヤニク・シナー(イタリア)のドーピング問題に関する非公開の審理を4月16日と17日にスイス・ヴォー州ローザンヌのCAS本部で開催すると発表した。

 この一件はシナーが昨年3月10日と18日の検査で微量ながら禁止薬物のステロイドであるクロステボルが検出されたが、テニスの不正を調査する団体であるインターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)による調査の結果、不正行為はなかったと結論付けられていた。

 WADAは故意ではないと認めているが、ITIAが下した「過失または怠慢なし」から「重大な過失または怠慢なし」に変更を求めている。この訴えが認められた場合、シナーは最長2年間の出場停止処分が下される可能性がある。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles