盟友マレーとのタッグで臨むジョコビッチが19歳バサバレディの挑戦を退け大会をスタート [オーストラリアン・オープン]

写真は試合中にコーチのアンディ・マレー(イギリス/右)と話すノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のニシェッシュ・バサバレディ(アメリカ)を4-6 6-3 6-4 6-2で退け大会をスタートした。試合時間は2時間59分。

 同大会に3年連続20回目の出場となる37歳のジョコビッチは、男子の最多記録となる10度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年、23年)の優勝を誇っている。昨年は第1シードから5試合を勝ち上がったが、準決勝でヤニク・シナー(イタリア)に1-6 2-6 7-6(6) 3-6で敗れていた。

 昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で金メダル獲得して『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)』を達成したジョコビッチは2023年11月のATPファイナルズ(イタリア・トリノ/室内ハードコート)を最後にツアーでのタイトルから遠ざかっているが、今大会で勝てば四大大会優勝回数で男女を通した最多記録「24」で並んでいるマーガレット・コート(オーストラリア)を追い抜き単独トップに立つことができる。

 ジョコビッチは次のラウンドで、パベル・コトフ(ロシア)を6-1 6-1 7-5で破って勝ち上がった予選勝者のハイメ・ファリア(ポルトガル)と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのトミー・ポール(アメリカ)、第29シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、タナシ・コキナキス(オーストラリア)、ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のフランチェスコ・パッサーロ(イタリア)が2回戦に駒を進めた。

 第10シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がパッサーロに5-7 1-2とリードされた時点で棄権したほか、地元の人気者で9大会ぶりにグランドスラム復帰を果たしたニック・キリオス(オーストラリア)はファーンリーに6-7(3) 3-6 6-7(2)で敗れた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)、Ret.は途中棄権

大会2日目◎1月13日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○65ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[7] 4-6 6-3 6-4 6-2 ●66ニシェッシュ・バサバレディ(アメリカ)[WC]

○78バンジャマン・ボンジ(フランス)6-1 6-2 7-6(7) ●77ダビド・ゴファン(ベルギー)

○79フランチェスコ・パッサーロ(イタリア)[LL] 7-5 2-1 Ret. ●80グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[10]

○83タナシ・コキナキス(オーストラリア)3-6 6-3 6-3 7-6(5) ●84ロマン・サフィウリン(ロシア)

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○102アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)7-6(1) 5-2 Ret. ●101シャン・ジュンチャン(中国)

○104フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[29] 6-3 6-0 4-6 6-1 ●103ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

○112トミー・ポール(アメリカ)[12] 6-2 3-6 6-1 6-7(5) 7-5 ●111クリストファー・オコネル(オーストラリア)

○123ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)7-6(3) 6-3 7-6(2) ●124ニック・キリオス(オーストラリア)

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写真◎Getty Images

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