シナーが強敵との初戦を乗り越えタイトル防衛に向けた挑戦をスタート「最初の2セットはどちらに転んでもおかしくなかった」 [オーストラリアン・オープン]

写真は今季の初戦を勝利で飾ったヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がニコラス・ジャリー(チリ)を7-6(2) 7-6(5) 6-1で退けタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。

 すべてサービスキープで進んだ最初の2セットをタイブレークの末に先取したシナーは第3セット第2ゲームで初のブレークに成功し、3-1から最後の3ゲームを連取して2時間40分で試合を締めくくった。

 昨年10月の上海から負け知らずのシナーは、連勝を「15」に伸ばした。シナーは前哨戦でプレーしておらず、この試合が今季の初戦だった。

 ジャリーはドロー決定時に世界ランク34位とあと少しのところでシードが付かなかった選手で厳しい相手との1回戦となったが、シナーは競り合いながらもセットを落とすことなく乗り越えた。ふたりは昨年9月に北京の1回戦で一度対決しており、シナーが4-6 6-3 6-1で勝っていた。

「今日はかなり接戦だったと思う。最初の2セットはどちらに転んでもおかしくなかった。第3セットで初めてブレークしたときにやっと一息つけた感じだったよ」とシナーは試合を振り返った。

「彼(ジャリー)は信じられないような選手で、大きな可能性を秘めている。だからだ2セットまでの非常に厳しい状況にうまく対処できて満足しているし、次のラウンドに進めてうれしい」

 シナーは次のラウンドで、日本のダニエル太郎(エイブル)を6-7(6) 7-6(4) 6-1 6-4で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のトリスタン・スクールケイト(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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