錦織はポールに敗れて3回戦に進めず、第2セット以降失速 [オーストラリアン・オープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)は第12シードのトミー・ポール(アメリカ)に7-6(3) 0-6 3-6 1-6で敗れた。

 タイブレークの末に第1セットを落としたポールは第2セットに入ると10ゲームを連取して主導権を握り、最後の3セットで4ゲームしか落とさず2時間41分で勝利を決めた。

 同大会に4年ぶり11回目の出場となる35歳の錦織は、4度のベスト8(2012年、15~16年、19年)がこれまでの最高成績。前回プレーした2021年は、1回戦でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に5-7 6-7(4) 2-6で敗れていた。

 プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)48位を使用してエントリーした錦織は今季開幕戦のひとつとなる香港(ATP250/ハードコート)で準優勝を飾り、2022年6月以来のトップ100復帰(1月6日付74位)を果たして今大会を迎えていた。

 この結果でポールは、錦織との対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2017年8月にワシントンDC(ATP500/ハードコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、錦織が3-6 7-6(8) 6-4で勝っていた。

 今大会での錦織は大会初日に行われた1回戦で予選勝者のチアゴ・モンテーロ(ブラジル)に4-6 6-7(4) 7-5 6-2 6-3で逆転勝利をおさめ、6年ぶりの勝ち星を挙げていた。

 2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む14大会でプレーし、11月のヘルシンキ(チャレンジャー125/室内ハードコート)でタイトルを獲得するなど20勝11敗の戦績を残してスタート時に350位以下だったATPランキングを107位(11月25日付)まで上げる活躍を評価されてATPアワードでカムバック選手賞にノミネートされた。

 ポールは次のラウンドで、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナは2回戦で、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-4 6-2 7-5で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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