トップ100復帰の錦織が第3セット4-5からマッチポイントを2本凌いだ末の逆転劇で6年ぶりの勝ち星をゲット「何とか反撃することができた」 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わす錦織圭(ユニクロ/右)とチアゴ・モンテーロ(ブラジル)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が予選勝者のチアゴ・モンテーロ(ブラジル)に4-6 6-7(4) 7-5 6-2 6-3で逆転勝利をおさめた。

 試合は雷を伴う強い雨によりにより、ジョン・ケイン・アリーナの屋根を閉じて行われた。2セットダウンと追い込まれた錦織は4-5からマッチポイントを2本凌いでキープしたあと12回目のブレークポイントをようやくものにして第3セットを奪取し、続く2セットを連取して4時間6分で6年ぶりの勝ち星をもぎ取った。

「本当に厳しい試合だった。彼に2つのマッチポイントがあったとことを忘れそうになっていたよ。大会から脱落する寸前だったけど、冷静さを保とうと心掛けた。とにかく自分のできることに集中しようとしていた」と錦織は激闘を振り返った。

「ほぼ諦めていた。マッチポイントまでいったし、彼は凄くいいプレーをしていた。第1セットと第2セットでの彼は絶好調だった。もうほとんど彼のほうが勝つべきテニスをしていたけど、何とか反撃することができた」

 プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)48位を使用してエントリーした錦織は今季開幕戦のひとつとなる香港で準優勝を飾り、2022年6月以来のトップ100復帰(1月6日付74位)を果たして今大会を迎えている。

 第5セットの戦績を29勝8敗とした錦織は次のラウンドで、第12シードのトミー・ポール(アメリカ)とクリストファー・オコネル(オーストラリア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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