シナー&アルカラスを追いかけるネクストジェン世代メンシクがフォンセカに続いてトップ10撃破「彼らと競い合うことはできるはず」 [オーストラリアン・オープン]

写真は2回戦でキャリア5度目の対トップ10勝利を挙げた19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)が第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-2 3-6 6-1 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取したメンシクは2-3から唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返したが、続く2セットで合計3度のブレークに成功して2時間44分でキャリア5度目の対トップ10勝利(5勝4敗)を挙げた。

 2024年12月に昨年から20歳以下で争われることになった若手男子選手のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」に出場したメンバーの活躍が目立つ中、第7代チャンピオンに輝いた18歳で予選勝者のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が第9シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-6(1) 6-3 7-6(5)で退けた翌日に同じマーガレット・コート・アリーナで今度はメンシクが続いた。

「最高の気分だ。本当に厳しい試合だった。キャスパーは本当に素晴らしいプレーをしており、最初から大変だった」とメンシクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここまでのパフォーマンスには満足している。大きなコートで自分の最高レベルを発揮することができてうれしい」

 試合後の記者会見で自分と同世代の選手たちが活躍していることについて聞かれたメンシクは、「ここでプレーしている若手選手たちは皆、数年前のヤニク・シナー(イタリア)やカルロス・アルカラス(スペイン)と同じレベルに到達しようとベストを尽くしている。僕たちも同じようなやり方で同じレベルに近づこうとすることができるし、彼らと競い合うことはできるはずだ」と答えた。

「ネクストジェン(大会)のタイミングはとても役に立った。全員がいいテニスをした。オーストラリアン・オープン前の大会でも僕たちは本当に好調だった。シーズンの初めに何試合かこなしてグランドスラム大会に臨むことがもっとも重要だからね」

 メンシクは次のラウンドで、第29シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-7(7) 6-7(5) 6-4 6-1 6-3で破って勝ち上がったアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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