大坂なおみはベンチッチに対する3回戦を無念の途中棄権、3大会連続リタイアで終了 [オーストラリアン・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で世界ランク51位の大坂なおみ(フリー)が第1セット終了後に棄権したため、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)のベスト16進出が決まった。

 前哨戦の前哨戦のオークランド(WTA250/ハードコート)で決勝を途中棄権した大坂は腹筋に問題を抱えているため全力でサービスを打てない状態ながら5-2とリードしたが、第9ゲームでブレークバックを許してもつれ込んだタイブレークを3-7で落としたあとベンチに戻ってからリタイアの決断を下したため58分で試合が終了した。

 同大会に2年連続9度目の出場となる27歳の大坂は、2019年と21年にタイトルを獲得。産休から復帰後初のグランドスラム参戦だった昨年は、1回戦でカロリーヌ・ガルシア(フランス)に4-6 6-7(2)で敗れていた。

 この結果でベンチッチは、大坂との対戦成績(ホップマンカップを除く)を4勝2敗とした。グランドスラム大会では2019年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の4回戦で対決し、ベンチッチが7-5 6-4で勝っていた。

 今大会での大坂は1回戦で前年に苦杯を喫したガルシアを6-3 3-6 6-3で破って3年ぶりの勝ち星を挙げ、2回戦では第20シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に1-6 6-1 6-3で逆転勝利をおさめ、母となってからプレーしたグランドスラム大会で初の連勝をマークしていた。

 昨年1月に第一子となる娘の出産を経て復帰した元世界ナンバーワンの大坂は2024年シーズンにビリージーンキングカップとオリンピックを含む19大会でプレーし、22勝18敗(予選を含む)の戦績を残した。

 昨年10月に産休から復帰した元世界ランク4位のベンチッチは4回戦で、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)と第30シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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