ジョコビッチが4回戦勝利後のオンコートインタビューを拒否、公式放送局記者に抗議の意思表示 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後にマイクを受け取って観客に挨拶をするノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とインタビュアーのジム・クーリエ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第24シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-3 6-4 7-6(4)で倒してベスト8進出を決めた。

 快調に2セットを連取したジョコビッチは第3セット1-1から一度だけサービスダウンを喫したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間39分で試合を締めくくった。

「素晴らしい気分だった。何度か躓いたし、第3セットでブレークしたあとに少し気が緩んだゲームがあった。そのあとにもう一度ブレークするチャンスはあったけど、その都度彼が強烈なサービスを打ってきた。とにかくとてもパワフルで正確だったよ」とジョコビッチは試合を振り返った。

「明らかに前回の対戦相手(同じチェコのトマーシュ・マハーチュ)とは少しタイプは違ったけど、フラットなバックハンドやかなり攻撃的なスタイルなど共通点も多かった。プレッシャーがかかる瞬間をうまく乗り超え、終盤に素晴らしいプレーができたと思う。

 試合後にはジム・クーリエ(アメリカ)が待ち構えおり恒例のオンコートインタビューが始まると思われたが、マイクを受け取ったジョコビッチが「今夜は来てくれてありがとう。応援に感謝している。次のラウンドでお会いしましょう」と一方的に話して足早にコートをあとにした。

 この件についてジョコビッチは試合後の記者会見で「公式放送局『チャンネル9』の有名スポーツ記者がセルビアのファンを嘲笑し、僕に対して侮辱的で攻撃的なコメントをした」と批判し、チャンネル9から謝罪がない限り罰金を覚悟でインタビューには応じないと宣言した。

 ジョコビッチは準々決勝で、第15シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が5-7 1-6とリードされた時点で棄権したため勝ち上がった第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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