世界トップ2を連破したキーズが2度目のチャンスでグランドスラム初優勝、サバレンカは3連覇ならず [オーストラリアン・オープン]

写真はグランドスラム初優勝を飾ったマディソン・キーズ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第19シードのマディソン・キーズ(アメリカ)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-3 2-6 7-5で競り勝ち四大大会初優勝を飾った。

 スタートダッシュに成功して第1セットを先取したキーズは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントをフォアハンドのウィナーでものにして2時間2分で歓喜の瞬間を迎えた。

 大会前週のアデレード(WTA500/ハードコート)で昨年5月以来のツアー9勝目を挙げたキーズは、自己最長の連勝を「12」に伸ばした。2022年もアデレード(WTA250で開催)で勝って全豪を迎えたが、準決勝でアシュリー・バーティ(オーストラリア)に1-6 3-6で敗れて止められていた。

 同大会に2年ぶり11回目の出場となる29歳のキーズは、2015年と22年のベスト4がこれまでの最高成績だった。前回プレーした2023年は第10シードだったが、3回戦でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-1 2-6 1-6で逆転負けを喫していた。

 ふたりはこれが6度目の対決だったが、戦績はサバレンカの4勝2敗となった。昨年は10月に北京(WTA1000/ハードコート)の4回戦で顔を合わせ、サバレンカが6-4 6-3で勝っていた。

 今大会でのキーズは1回戦でアン・リー(アメリカ)を6-4 7-5で、2回戦で予選勝者のエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)を7-6(1) 2-6 7-5で、3回戦で第10シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-4 6-4で、4回戦で第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-3 1-6 6-3で、準々決勝で第28シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を3-6 6-3 6-4で、準決勝では第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を5-7 6-1 7-6(10-8)で破って決勝進出を決めていた。

 この結果でキーズはトップ10復帰が確定し、2016年10月にマークした世界ランク自己最高タイの7位に浮上する見込みとなっている。

 26歳のサバレンカは1999年に成し遂げたマルチナ・ヒンギス(スイス)以来となる同種目の3連覇を目指していたが、全豪での連勝は「20」でストップした。

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写真◎Getty Images

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