サバレンカ、ガウフ、ジェン・チンウェンの上位シード勢3人が初戦で敗れる番狂わせ [カタール・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000/カタール・ドーハ/2月9~15日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)に6-3 3-6 6-7(5)で逆転負けを喫した。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこの試合が初戦だった。ワンブレーク差でセットを分け合ったあとサバレンカは第3セットで2度先行したが、その都度追いついたアレクサンドロワがもつれ込んだタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをものにして2時間36分の激闘に終止符を打った。

 ふたりはこれが8度目の対決だったが、戦績は4勝4敗となった。2023年6月以来となるツアー5勝目を挙げた2週間前のリンツから続いている連勝を「6」に伸ばしたアレクサンドロワは昨年3月にマイアミの4回戦でイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-4 6-2で倒しており、世界ナンバーワンに対する2勝目を挙げた。

「彼女(サバレンカ)はファイターで何があってもすべてのポイントで全力プレーをしてくるから、今日の試合は非常に難しかった」とアレクサンドロワは試合後に語った。

「今夜はとにかくできる限りのことをすればいいと自分に言い聞かせていた。もし負けたとしても、すべてをやりきったと思えることが大事だと思ったから」

 アレクサンドロワは次のラウンドで、予選勝者のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)を6-2 6-3で破って勝ち上がったエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

 この日初戦に臨んだサバレンカ以外の上位シード勢は第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第5シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)と第7シードのジェン・チンウェン(中国)は敗れた。

 ガウフがマルタ・コスチュク(ウクライナ)に2-6 5-7で、ジェンはオンス・ジャバー(チュニジア)に4-6 2-6で敗れ、それぞれ初戦で姿を消した。

 そのほかの試合では第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)、リンダ・ノスコバ(チェコ)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、レベッカ・スランコバ(スロバキア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したソフィア・ケニン(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 オスタペンコが第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に7-6(5) 7-5で競り勝ち、アニシモワが第9シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-4 6-3で退け、スランコバは第12シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)に3-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 3回戦ではパオリーニがオスタペンコと、ルバキナがスランコバと、ペグラがカサキナと、コスチュクがリネッテと、ノスコバが第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と、ジャバーがケニンと、アニシモワはレイラ・フェルナンデス(カナダ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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