プリスコバが大会連覇に王手、ハレプは3度目の決勝で初優勝を目指す [イタリア国際]

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/9月14~21日/賞金総額169万2169ユーロ/クレーコート)の女子シングルス準決勝が行われ、決勝はシモナ・ハレプ(ルーマニア)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)のトップ2シード対決となった。

 第1シードのハレプが第9シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に6-3 4-6 6-4で競り勝ち、第2シードのプリスコバはフレンチ・オープン準優勝者で第12シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との同胞対決を6-2 6-4で制した。

BNLイタリア国際2020|PHOTOアルバム

 ムグルッサは自らのサービスに苦しみ、2時間16分の戦いの最後の2ポイントでダブルフォールトを犯した。

 今大会に10年連続出場となる28歳のハレプは、2017年と18年の決勝でいずれもエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に敗れた苦い経験を持つ。

「スビトリーナと対戦する訳じゃないから、それは私にとってプラス要素だわ」とハレプはコメントした。「私はただ、過去の決勝よりも少しうまく対処しなければならない。今の私は、以前よりも成熟している。だから明日はいいプレーをして、勝つことができるよう願っているわ」。

 世界ランク2位のハレプはツアーが再開してからの戦績を9勝0敗とし、中断前にドバイで優勝していたため2月からの成績と合わせると現在13連勝中だ。彼女は先月のプラハでツアーに復帰し、そこでもタイトルを獲得していた。それから彼女は新型コロナウイルス(COVID-19)による健康と渡航への懸念のため、USオープンをスキップしていた。

 プリスコバはボンドルソバに対してサービスを軸に主導権を握り、6本のサービスエースを記録した。彼女はまた、直面した7つのブレークポイントのうち5本をセーブした。28歳のプリスコバは昨年の決勝でジョハナ・コンタ(イギリス)を破っており、大会連覇にあと1勝と迫っている。

 今年最後のグランドスラム大会となるフレンチ・オープンは、9月27日から本戦がスタートする。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)
ROME, ITALY - SEPTEMBER 20: Karolina Pliskova of The Czech Republic celebrates match point in her semi-final match against Marketa Vondrousova of The Czech Republic during day seven of the Internazionali BNL d'Italia at Foro Italico on September 20, 2020 in Rome, Italy. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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