ルーネが昨年1月以来の決勝進出、メドベージェフを倒してツアーレベルのマッチ150勝目「とても大きな意味がある」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額1304万2410ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第12シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を7-5 6-4で倒して大会初優勝に王手をかけた。

 5-5から2度目のブレークに成功して第1セットを先取したルーネは第2セットも3-1とリードし、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間39分で勝利を決めた。

 ふたりは昨年の大会でも準々決勝でプレーしてメドベージェフが7-5 6-4で勝っていたが、1年前の借りを返したルーネが直接対決の戦績を2勝2敗のタイに追いついた。

 ツアーレベルでのマッチ150勝目を挙げた21歳のルーネは同ラウンドでここまで7連敗中だったが、昨年1月のブリスベン以来となる決勝進出を果たした。

「とても大きな意味がある。仕事はまだ終わっていないけど、素晴らしい気分だ。メドベージェフとの対戦は僕にとってツアーでもっとも厳しい挑戦のひとつだ」とルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。

「適切なテンポを見つけることだ大事だ。幸運にも僕は動きがいいから多くのボールに追いつくことができる。昨日の夜と今朝にコーチと非常に具体的な戦術のプランを立てたんだ。適切なペースでプレーすることとどのショットを打ち込んでいくのかが大事だ。メドベージェフに対しては多くの選手がミスをし過ぎるからね」

 ルーネはキャリア4度目のマスターズ決勝で、大会3連覇を目指していた第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-1 0-6 6-4で破って勝ち上がった第13シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。

 ダブルスは決勝が行われ、第1シードのマルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/マテ・パビッチ(クロアチア)がセバスチャン・コルダ(アメリカ)/ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-3 6-4で下して今季初タイトルを獲得した。


男子ダブルス優勝のマルセロ・アレバロ(エルサルバドル/右)とマテ・パビッチ(クロアチア)(Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles

S