キリオスが手首の手術から復帰後4大会目でシングルス初勝利をマーク [マイアミ・オープン]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)が予選勝者のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に3-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめた。

 0-3から3-3に追いついたあと3ゲームを連取されて第1セットをとしたキリオスは第8ゲームで2度目のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット3-3から相手のサービスゲームを破ると最初のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして1時間43分で試合を締めくくった。

 2022年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で準優勝したあとワシントンDC(ATP500/ハードコート)でタイトルを獲得するなどして世界ランクを一時19位まで上げながら度重なるケガで翌年は1大会にしか出場できずに終わったキリオスは1月に復帰したが、ここまでプレーした3大会でシングルスは未勝利だった。

 キリオスは次のラウンドで、第22シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーしたマクドナルド以外の地元アメリカ勢はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエリオット・スピッツィリ(アメリカ)がビリー・ハリス(イギリス)を7-6(2) 3-6 6-2で倒して2回戦に駒を進めたが、アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)、予選勝者のブランドン・ホルト(アメリカ)とイーサン・クイン(アメリカ)は敗れた。

 ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)がコバチェビッチを6-4 6-4で下し、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)が1セットダウンから巻き返してホルトを2-6 7-6(5) 6-4で倒し、予選勝者のトリスタン・スクールケイト(オーストラリア)はクインを6-0 6-2で退けた。

 そのほかの試合ではアレクサンドル・ミュレー(フランス)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、カンタン・アリス(フランス)、コランタン・ムーテ(フランス)、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、予選勝者のツェン・チュンシン(台湾)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した17歳のフェデリコ・チーナ(イタリア)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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